とのじの迷宮

オーディオ・音楽、その他趣味について呟いていきます。

ES9038Q2M I2S DACの試聴

Ali ExpressからES9038Q2MのI2S DACが届いたので、鳴らしてみました。
電源にAC15-18V x 2(3line)とAC7-12V(2line)が必要なので、トランスは秋月で売っているトヨズミのものを購入しました。その他出力抵抗を変え、オペアンプは取り敢えずLME49860。LME49990でもやってみたのですが、発振があるようで熱くなるので、LME49860としました。送り出しはTinker Boatd + Volumio2。
音は、確かにES9023とは随分違います。空間分解能において顕著な差が出ていると感じました。これは、戻れそうにない。ただ、Volumio2との相性なのか、USB出力からAmaneroやXMOSを通すと、16/44.1or48のみしかうまく通しません。直接I2Sで接続しても、DSDは苦手でDoPで通してもプチノイズが出たりします。この辺りは改善が必要なようです。

ES9038Q2MとES9023の違いがよくわかるソースはマーラーのような大編成オーケストラです。
ES9023では、ぐちゃりと潰れてお団子状になっていたオーケストラが、ES9038Q2Mではきちんと分離されて各声部の動きがよくわかります。サブシステムでマーラーが聴けると思っていなかったので、これは凄い。色々なところで評判の高いチップですが、その高評価の理由が納得できました。

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 Amazonにもボードがあったので、リンクを張っておきます。こちらは電源がDC9-15Vですから、余ったDCアダプターで鳴るから使いやすいかもしれません。

ES9038Q2Mデコーダーボード

 

こちらは、私が今回買ったと同じものです。

 交換するオペアンプは何が良いか。いきなり最高レベルのOPA627のデュアルなどはいかがでしょう。お値段高めですが、それだけの音は出します。

OPA627AU デュアル 8Pin DIP変換基板実装済み

OPA627AU デュアル 8Pin DIP変換基板実装済み