BeagleBone BlackとVolumio
なんとなく放置していたBeagleBone Blackですが、最近Raspyfiの派生プロジェクトとして立ち上がったVolumioで無事稼動することが確認できました。
Volumioのサイトは以下になります。
Home - Volumio - audiophile music player
ここで、BeagleBone Black(以下BBBと略します) のバージョンを選択して、ダウンロード。Windowsならば、Win32diskimagerなどで2GB以上のmicro SDカードに書き込みます。この辺りは、以前に解説したRaspyfiと同じです。
こうしてディスクイメージを書き込んだmicroSDカードをセットして、BBBを立ち上げます。BBB立ち上げの際にブートボタンを押す必要があるかもしれません。その場合の回避方法も以前に書いてありますから、参照してください。
無事立ち上がったら、ネットワークで繋がっているPCから設定です。Volumioは便利なことにブラウザから必要とする設定のほとんどを行うことができます。BBBのIPアドレスをブラウザに打ち込むと設定画面が出てきます。
Volumioのサイトには、http://volumio.local/ と打ち込めば、繋がるような記述がありますが、私が試した限りでは、これでは繋がりませんでした。BBBのIPアドレスを直接打ち込んだ方が早いようです。BBBのIPアドレスを知る方法は以前にRaspyfiの設定で書いた通りです。
また、Volumioは設定時にフリーズすることがありますが、このような時には、mpdをリスタートさせます。それでも駄目な場合は、電源を引き抜いて無理やりリブートするしかないようです。
必要な設定は、NASの指定と固定IPアドレスの指定と出力指定です。出力はデフォルトでは、BBBのHDMI(Black)になっていますから、USBを使用する場合は変更する必要があります。
以上、設定が終われば、データベースを読み込んでタブレット端末からでもPC端末からでもリモコンで操作できます。上記のブラウザによる操作のほか、GMPCでもMPDroidでも操作できます。
まだ、βバージョンで時々プチノイズはでますが、安定して24/192までのPCMファイルとDSDファイル(こちらはソースを持っていないので未確認)を再生してくれます。
BBBを買った物の安定して動作させることが中々できない方は、是非一度試してみることをお勧めします。
なお、これもPoderosaなどのSSHクライアントから直接コマンドを叩くこともできますが、/bin/ を見ればわかりますが、コマンドは最小限に抑えられています。エディタもviはなくnanoのみです。他にも普通はあるはずのコマンドがないかもしれません。直接ファイルを弄るときは覚悟してください。