とのじの迷宮

オーディオ・音楽、その他趣味について呟いていきます。

ウチでのデジタル系オーディオの現状

 現在は、RaspyFi入れたRaspberry Piのバッテリー駆動でPCオーディオ環境はほぼ満足。DACはMSB Plutinum DAC初代。10年の設計なのに24/192まで受けてくれる優れもの。音も最近のものに遜色ない。と言うか、ラダー型DACなので、今時のDACにはない力強い音が気に入っている。DDCは安物のJavs X-DDC plus。DDCはどんなものが良いかとまだ決められないでいる。そして、CDはリッピングして聴く。音は今風の情報量多くて空間表現に優れた音に力強さを足したものとなる。

 となると、CDPに求められるのは、SACD再生と個性的な音。と言うわけで、ディスクプレイヤーはStuder A730とMatantz SA-14 ver.2が残っている。SA-14 ver.2ではSACDステレオしか聴かないから、SACDマルチチャンネルが入っている場合にはそちらを聴くようにしている最近では、古い録音の復刻SACDくらいでしか出番がない。対してA730はPCオーディオにはない厚くて濃密な音で楽しませてくれるので、それなりに出番は多い。

 しかし、Voyage MPDを導入したのが5月の連休のとき。パッケージメディアの終焉までディスクを回し続けるとか言っていたのに、変わり身が早いとは思う。
 結局、Windows PCの(Macでも同じだろう)わざわざPCを開いて画面を見て操作を行うというスタイルが、音もさることながら、気に食わなかったのだ。Linux系ならば、本体だけのPCにLANケーブルとUSBケーブルをつないで、操作はタブレットなりスマホで行えるから、リモコンを操作する感覚に近い。
 まあ、LinnのDSシリーズも同じことがよりカラフルな画面でできるけれど、あれは高いし、自由度がないのが気にいらない。
 結局、PCオーディオ(と言うかファイルオーディオ)は、Linn DSの方向か、Linux系の方向に進むことになるのではないだろうか。PC(Windows, Mac共)はなんでも出来るだけに、音だけを求めるには中途半端なのだ。将来的には、金がある人はLinn DSの方向、技術のある人はVoyage MPDなりRaspyFiなりのLinux系、金も技術もない人がWindowsやMacを使い続けるということになると思う。