とのじの迷宮

オーディオ・音楽、その他趣味について呟いていきます。

最近聴いた音楽

最近聴いて印象深かったソフトをいくつか挙げていきます。まずはクラシック編。 ベートーヴェン交響曲全集 ジョバンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団 ピリオド奏法の演奏は、最近ではやたら過激になったり極端な解釈だったりして、馴染めないものが…

ネットワークオーディオの現状その壱-RoonとTidal

ブログをお休みしている間に、ネットワークオーディオも随分変わりました。 NASデータ中心から、サブスクリプション中心にソースが変わりました。 その中心はTidalです。 Tidalは、ロスレスファイル(Flac)を配信しているサブスクリプションサービスで、国外…

ネットワークオーディオの現状その壱-RoonとTidal

ブログをお休みしている間に、ネットワークオーディオも随分変わりました。 NASデータ中心から、サブスクリプション中心にソースが変わりました。 その中心はTidalです。 Tidalは、ロスレスファイル(Flac)を配信しているサブスクリプションサービスで、国外…

オープンリールテープの楽しみ

写真は現在のフロントエンドシステムです。 アナログは、レコードとオープンリールテープを鳴らしています。今回はオープンリールテープの話です。 オープンリールデッキは、TEAC A-7030GSL、1972年発売の既に50年選手の代物です。 それでも、TEACのサービス…

スピーカーの改造

2年前には、デジタルチャンネルデバイダーを使ったマルチアンプにしていましたが、1年ほど前にパッシブネットワークを使った2ウェイとしました。 パッシブネットワークは、チャンデバと同じLinkwitz-Rileyフィルターで1kHzクロスの-12dB/octのスロープ、ツィ…

我が家のメインスピーカー

スピーカー全体像 久しぶりなので、メインシステムの紹介をします。まずはスピーカー。 見ての通りの自作です。ウーファーはAudio technology Flex unit 6B77、ツィーターはRaven R3.1の2ウェイ構成です。これらはデジタルチャンネルデバイダーを通してマル…

ES9038Q2M I2S DACの試聴

Ali ExpressからES9038Q2MのI2S DACが届いたので、鳴らしてみました。電源にAC15-18V x 2(3line)とAC7-12V(2line)が必要なので、トランスは秋月で売っているトヨズミのものを購入しました。その他出力抵抗を変え、オペアンプは取り敢えずLME49860。LME49990…

FE88-Solを使ったスピーカー製作

連休中に、手持ちのものでスピーカーシステムを一つでっち上げました。 コンセプトは、「FE88-Solをネットワークレスで使う。しかし低音は欲しい」です。 そうなると、バックロードホーンがありますが、個人的にはバックロードホーンの正確でない低音は好き…

オーディオ誌の読み方

大原則: オーディオ各社や輸入代理店の広告で成り立っている商業誌としては、スポンサーの製品を露骨に貶すなんてことはまずできない。そうなると、「良いものは絶賛、悪いものでも良いところを見つけて少し褒める」が評論の原則となる。 ショウや使用機器、…

PC-Volumio

Volumioは色々なプラットフォーム(その殆どはワンボードPCですが)で動作するよう各種ボードにチューニングされたものが幾つも出ています。その中には、x86/x64系PC、要は普通のWindows PCで動くバージョンもあります。今回はこれがテーマです。 PCはAsrockの…

Quad44のBASS LIFTの卑怯さ

既に前々回のサブスピーカー話で、Quad44のBASS LIFTは良く効くと書きましたが、どの程度効くものか、測定結果を見てみましょう。 まずは、素の特性です。 120Hz付近にディップがあってわかり辛いですが、大体100Hzくらいからだら下がりの特性となります。小…

Raspberry Pi 3B と ASUS Thinker Board と Volumio

1ボードコンピューターは最近、雨後の筍のように色々なものがでていますが、その中でもやはりRaspberry Piが優位を保っているようです。 そうしたRaspberry Piに対して、GPIOのpin互換とコネクタ位置などを揃えることで、Raspberry Piの周辺機器を使えるよう…

サブシステムのスピーカー

サブシステムのスピーカーは自作です。 ウーファーにScan-Speak, 15W8530K00、ツィーターに同じくScan-Speak, D3005/6640を使っています。 箱はフィンランドバーチ合板18mmを使った密閉箱で、Q=0.7となるよう設計してあります。吸音材は軽く充填。 ネットワ…

Quad44のメンテナンス等

サブシステムで使っているQuad44のメンテナンスを行いました。 Quad44も初期型が登場してから、既に40年近くが経過しています。さすがに、リキャップ等のメンテナンスをしなければならないと思い、実施しました。 メンテナンス情報はDada Electronicsから得…

低ノイズと高スペック

Raspberry Pi3はVolumio2で鳴らしていましたが、Volumio2にはx86版もあります。つまり、普通のPCで動くということで、試してみました。 PCは、Asrock AM1H-ITX + Athlon5350 + 4GBメモリです。これは、19VのACアダプタで動作するという変わり種のマザーボー…

5万円でできる裏道バジェット・ハイファイ

オーディオはお金のかかる趣味だとよく言われます。 私はそれを否定する気はありませんし、自身も人には言いたくないくらいの額はつぎ込んでしまっています。 とは言え、それはオーディオの一側面に過ぎません。いかに安く良い音で鳴らすか、というのも一つ…

LT1115を使用したフォノイコライザーの製作

最近は、Raspberry Piによるネットワークオーディオの記事が多かったのですが、検索語句で根強く生きているのは「フォノイコライザーの自作」です。それなのに、このブログには、具体的な製作記事が一つもなかったので、LT1115(オペアンプ)+LT1010(バッファ…

Thinkpad X201sの再生-画面解像度と眼精疲労との戦い

さて、前回も少し書いたThinkpad X201sの再生話です。 まず、手に入れた理由を書いておきましょう。 Windows7 用にパソコンが欲しかったというのが最大の理由ですが、X201sにした事には他にも理由があります。 まず、キーボード。ペコペコのアイソレートキー…

小ネタ諸々

しばらく放置してしまっている間に、色々とありました。そうした諸々について少し。 ・ずっと不安定なβバージョンのままだったVolumio2が、10月13日にようやくstableバージョンが発表されました。それでも当初は、Hifiberry-DIGIを認識しなかったのですが、V…

音楽と反体制と、政治的自由

ショスタコーヴィチなら、ハビ・ヤールも森の歌も平気で聴いているので、わたしは実は政治性なんて関係なく音楽を聴いているかもしれない。しかし、反体制が、音楽業界と言う狭い枠で体制になり、それを嫌悪した大衆が檻で囲って敬して遠ざけた事がある。こ…

Raspberry Pi対応I2S DACの入手方法

まずは、国内で正規販売されているものとして、Sabreberry+があります。RCAジャックは自分でつけなければなりませんが、これを買うのが一番手軽でしょうか。スイッチサイエンスで販売しています。 www.switch-science.com 次に、アマゾンです。ここでは、供…

Raspberry Pi 3とRaspbianとMPD

Raspberry Pi3が発売されました。 早速買いましたが、Volumio2 RC1はもちろん、Volumio1.55でもイマイチ不安定です。 折角の内蔵wi-fiも使えませんので、RaspbianにMPDをインストールしてHifiberry-digiから音出ししました。 1) Raspbianのインストール Rasp…

Volumio 2 β-1

Volumio 2は開発がアナウンスされてから1年近く経ちますが、未だに正式版は出てきていません。それでも、昨日βバージョンが発表されましたのでダウンロードして使ってみました。 I2S DAC(ES0923使用)につなげての音出しです。USB等では試していません。 I2S …

Studer C37の音

今年もインターナショナルオーディオショウ(以下TIAS)に行ってきました。 数多の新製品がありましたが、それら全てを霞ませてしまったのが、ヨシノトレーディングのブースで再生された、Studer C37の音でした。 これは、1インチのテープ幅のテープを扱う(普…

トランジスタ技術2015年9月号

ラズパイ・オーディオが特集されているトラ技9月号を先日注文して、今日きました。正直、食い足りない部分もあるけれど、これからラズパイ・オーディオ やろうとい う人向けに親切にできていると思います。Volumioのweb UIの使い方なんて、わたしなんぞは「…

小林幸子の「さちへんげ」

小林幸子がコミケで頒布した「さちへんげ」を当日並んで買いました。これは、ボカロの名曲を小林幸子本人が歌っているもの。Sachikoではありません。曲目はこんな感じ。ボカロ聴いた人なら、一度くらい聴いたことがある曲ばかり。・いーあるふぁんくらぶ・い…

Raspberry Pi 2 音楽用OS 聴き比べ 後編

Raspberry Pi 2 音楽用OSの音の聴き比べです。あくまで、わたしの試聴環境と耳での官能評価に過ぎないので、参考程度に。そのため、簡単にまとめました。 ・Volumio : そつのない音。・Runeaudio : 本番環境で起動せず、評価なし・lightMPD : 繊細だけど、線…

Raspberry Pi 2 音楽用OS聴き比べ 前編

Raspberry Pi 2の音楽用OSも色々と出てきたので、わたしなりにまとめてみました。 わたしが調べたところでは、以下のOSが確認できました。 ・Volumio ・Runeaudio ・lightMPD ・Moode Audio Player ・Archphile ・Volumio改(ほーりーさん改良) と、6種類もあ…

VAIO Z (VPCZ11) のWindows10 アップデート

先日、VAIO Z (VPCZ11)(以下VAIO Zと表記)のWindows10アップデートに成功しました。ただし、私の持っているモデルは、光学ドライブ無しで320GB HDDとして、専用SSDは無しのオーダーメイドモデルなので、専用SSD+光学ドライブのモデルで同様にいくかは保証し…

HP Microserverのリッピングマシン化

さて、以前HDDを入れてSambaサーバーにでもしようと書いたHP Microserverですが、NASが何台もあっても仕方ないとの事で頓挫。何に使おうかと宙に浮いていました。 そこで、こんな記事を見つけました。 「VortexBox」~リッピングサーバー化計画 | VortexBoxを…